SNSで投稿が「バズる」と広告費をかけずに認知拡大や集客、売上増加につなげることができるため、企業にとってはとてもメリットが大きいです。SNS運用を担当している方の中には、バズることを期待しながら投稿を作成しているという方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では「バズる」の意味・基準や「バズる」と「炎上」の違い、バズマーケティングの注意点までわかりやすく解説いたします。
目次
「バズる」の意味と語源
「バズる」とは、SNSやネット上で話題になり、注目された状態を意味します。語源は英語の「buzz」に由来し、SNSの利用増加とともに使われるようになった言葉です。具体的には、投稿へのいいねやコメントが殺到したり、多くの人にシェアされて話題になっていく状態です。
「バズる」ってどこから?バズの基準
「バズる」の明確な基準は定められておらず「話題になって注目されているか」が基準にはなりますが、いいねやリツイートが1万件を超えると「バズった」と判断されることが多いようです。InstagramのリールやTikTokなどの動画コンテンツに関しても、1万回再生が「バズった」の基準となっています。
バズることによる効果
では、バズることによりどんな効果があるのでしょうか?大きく3つの効果をご紹介します。
1. 企業の認知が広がる
投稿がバズることでより多くの人に投稿を見てもらうことができ、企業やブランドの認知が拡大します。認知が増えることでファンや新規顧客の獲得チャンスが増えます。
2. フォロワー数が増加し、ファン増加や売上増加につながる
バズることによりSNSユーザーの認知が増えフォロワーが増加します。フォロワーが増えることで企業やブランドのファン増加・売上の増加に繋がります。
3. エンゲージメントが高まる
1つの投稿がバズると、フォロワーやプロフィールへの訪問数、他の投稿の閲覧なども相対的に増え、アカウント全体のエンゲージメントが高まります。エンゲージメントが高まることで投稿が拡散されやすくなり、さらに集客効果が高まります。
バズマーケティングとは?
バズマーケティングとは、バズを使って投稿やアカウントを伸ばしていくマーケティング施策のことを指します。SNSでバズることができれば1回の投稿で数万人~数百万人に認知してもらうことができ、メディアに取り上げられる可能性もあるので、コスパよく集客・売上増加を見込めます。広告出稿などの集客方法に比べて何倍もコスパが良いので、上手くバズを活用していきましょう。
一方でバズマーケティングにはリスクもあります。バズマーケティングは「炎上」と紙一重なので、バズりを狙った結果投稿が炎上してしまい、企業やブランドにネガティブなイメージがついてしまうことも起こりえます。差別的な発言や過激な発言、批判、中傷などの内容は、投稿が拡散されやすい反面、ブランドイメージを低下させる恐れもあるため注意が必要です。
「バズる」と「炎上」の違いは?
ここで注目したいのが「バズる」と「炎上」の違いです。「バズる」も「炎上」も、SNSやネットで話題になり注目されている状態に変わりはありません。しかし「バズる」はポジティブな共感から拡散され、注目を集めている状態に対し、「炎上」はネガティブな批判や非難が殺到し、注目を集めている状態を指します。
引用:広告朝日|「新聞×SNS」時代の到来。いま話題化しやすい新聞広告とは
炎上にも明確な基準はありませんが、SNSでのトレンドインまではある程度プラスに作用しても、その後Yahoo!ニュースやLINEニュース、マスメディアなどに取り上げられるほど収拾が付かなくなると企業へのマイナスな影響が一気に拡大します。たった1つの「バズる」ことを狙った投稿が炎上して、企業に甚大な影響を及ぼすこともあるため、投稿内容には細心の注意が必要なのです。
炎上によるリスクと影響
では、1つの投稿が炎上してしまうと、企業にどのような影響が起こりえるのでしょうか?
ブランドイメージの低下
投稿が炎上すると批判コメントが集まり、企業・ブランドイメージの低下に繋がります。炎上の度合いによっては既存ファンを失うこともあります。
不信感による取引や採用での機会損失
投稿内容によっては不信感を感じる人も増え、企業同士の取引や採用への悪影響が出る場合もあります。上場企業においては株価の下落なども予想されます。
売上の減少
ブランドイメージが低下し信頼を損ねてしまうと、SNS上で不買運動が拡散され、売上が減少する可能性もあります。
「バズ」を狙う前に対策しておきたい運用のポイント
ここで「バズ」を狙う前に対策しておきたい運用のポイントをご紹介します。
投稿後の集計・分析を行う環境を整える
もし投稿がバズっても、集計や分析を行えていなければ、1回きりの出来事になってしまいます。バズる投稿を増やしてアカウントを大きくし、成果につなげていくためにも、なぜバズったのか分析できる環境を整えていくことが大切です。投稿後は決まった時間にデータを撮り、分析までするフローを作っておきましょう。
投稿から売上までの導線を整えておく
投稿がバズっても、売上につながらなければ元も子もありません。プロフィールにリンクを貼っておく、ストーリーズでECサイトへの誘導を毎日行うなど、投稿から売上につなげるための次のステップを用意しておきましょう。
万が一炎上が起こった時の対応フローを決めておく
バズることを狙った投稿が、炎上してしまうことも考えられます。もし炎上が起こった際、対応が遅れるとマイナスな影響が拡大してしまうため、事前に対応フローを整えておくことがとても重要です。
「バズ」を上手く使ってアカウントを大きくしよう!
本記事では、「バズる」と「炎上」の違いやバズマーケティングを行う際の注意点を解説してきました。投稿がバズることでコスパよく集客を行うことができるため、万が一の炎上対策を行いながら、バズを上手く使ってアカウントを大きくしていきましょう!
弊社が提供しているホワイトペーパー「SNS運用担当者のためのガイドブック」では、SNS運用にあたって準備しておくべきことや炎上トラブル発生時の対応方法までをわかりやすくまとめています。「バズは狙いたいけど、万が一炎上した場合に備えて対応を知っておきたい!」というご担当者様はぜひこちらもご活用ください!
