インターネット検索行動アンケート
インターネットで自分が欲しい商品や利用したいサービスについて検索したときに、目当てのものに対してネガティブな情報が出てきてしまったら…?そのとき検索ユーザーはどんな行動を取るのか、アンケートを実施しました。
Q1:商品購入を考えているとき、ネガティブな情報を目にしたらどのくらい信じますか?
「多少信用する」人が半数以上の69.8%
商品と言っても多種多様ですが、例を挙げますと、特に化粧品は個々の肌質が関係していたりと、同じ商品でも効果は人それぞれです。そのため、購入を考えている商品に対して多少のネガティブ情報があっても参考程度に信用する、という人が多いようです。
Q2:商品購入を考えているとき、ネガティブな情報を目にしたらどうしますか?
「購入を再検討する」が圧倒的な84.9%
Q1で商品に対するネガティブ情報を多少信用する人が半数以上いたものの、やはり実際に購入となると慎重になってためらってしまう人が多いようです。購入者の立場としては、自分にとってできるだけ効果があるものやメリットとなるものを選びたいという考えが現れています。
Q3:購入検討中の商品を調べたときに、一番気にするワードはどれですか?
「不良品」が全体の4分の1にあたる33.3%
どの項目もほぼ同票という結果になりましたが、「不良品」を気にする人が若干多いという結果になりました。「危険」や「もう使わない」というキーワードも、購入時には気にしてしまうワードのようです。消費者が、商品に対しての安全性を求めているという結果でもあります。
Q4:使うか悩んでいるサービスに、ネガティブな情報が出ていたらどのくらい信じますか?
「多少信用する」が半数以上の72.2%
Q1の質問と似ていますが、サービスに対するネガティブ情報のほうが多少高い信用率となりました。こちらも、必ずしもネガティブ情報が絶対的なものではないという考えがあるからなのかもしれません。
Q5:使うか悩んでいるサービスに、ネガティブな情報が出ていたらどうしますか?
「再検討する」が圧倒的な85.6%
Q2同様、ネガティブ情報が出ていたら再検討する人が圧倒的に多いという結果になりました。サービスを利用する際も、商品を購入するときと同じように慎重に選んでいる人が多いということがわかります。
Q6:使うか悩んでいるサービスを調べたときに、一番気にするワードはどれですか?
「悪徳」を気にする人が35.4%
次いで「危険」と「苦情」「クレーム」の3項目もほぼ同数という結果になりました。サービスと言えば、信用第一です。「悪徳」なサービスはあきらかに信用できないと判断できるので、気にする人が多いのだと考えられます。
Q7:1年以内に利用した経験のあるSNSはどれですか?(複数回答可)
LINEがほぼ半数の52.5%
LINEを利用している人が2人に1人はいる、という結果になりました。LINEは利用者も多く、メールより手軽に連絡のやりとりができるSNSツールなので、手がつけやすいのかもしれません。
Q8:炎上した(不適切な事をしたなど)企業の商品やサービスを利用しますか?
「利用しない」人が半数以上の65.4%
一度でも炎上した企業に対してネガティブなイメージが焼き付いてしまうと、よっぽどのことがない限りは利用したくないと考える人が多いようです。炎上対象がその企業の一部の商品やサービスだったとしても、全体的なイメージダウンに繋つながってしまいます。
まとめ
ネガティブ情報は商品やサービスの利用を止めてしまう原因になる
今回のアンケートから、検討中の商品やサービスに対するネット上のネガティブ情報を信用する人が半数以上いる、ということがわかりました。もちろん情報を全て信じてしまう人は少ないにしても、実際にネット上でネガティブ情報を見つけてしまうと、商品やサービスに対して悪いイメージを植え付けてしまいがちです。そうなる前に、デジタルリスクを抑制することをおすすめいたします。
アンケート実施概要
調査地域 | 全国 |
調査対象 | 年齢不問・男女 |
調査期間 | 2017年5月31日 |
有効回答数 | 約1100サンプル |
調査会社 | 株式会社マクロミル |