本記事では、自社内で効率よくSNS監視(モニタリング)を行う際に抑えておきたいポイントをご紹介します。
「自社内でSNSの監視をしたいけど監視自体に時間をかけることが難しい」というご担当者様は多いと思います。また、今はなんとか監視をしているけどチェックするべきポイントがあっているのか不安な方も多いのではないでしょうか。今回はそんなご担当者様に向けて、社内でSNS監視(モニタリング)を行う際に絶対押さえておきたいポイントをご紹介します。ソーシャルリスク回避のために、正しく効率的なSNS監視方法を身につけましょう!
また、「自社でSNS監視をするために準備・実施をしていきたい」と考えているご担当者様に向けて、ホワイトペーパー『効果的なSNS監視のためのガイドブック』をご提供しております。ぜひ本記事と併せて、今後のSNS運用・SNS監視にお役立てください。
SNS監視(モニタリング)のメリット
そもそもSNSを監視することにはどのようなメリットがあるのか解説します。まずは何の為にSNSの監視を行うのかしっかりと確認をしておきましょう。
メリット1:ユーザーの声をリアルタイムでキャッチできる
1つの目のメリットとしては、顧客やユーザーなどの生の声をリアルタイムで知ることができるという点が挙げられます。
- ・サービスや商品の口コミ
- ・自社に対する噂や評判
- ・従業員に不適切な言動があった際の外部からの告発
上記のような投稿はSNS監視をすることで簡単に確認ができます。特に投稿内容が批判的だった場合は早期対応が必要になるため、SNS監視をして情報をいち早く認知することが重要となります。
メリット2:従業員の不適切な投稿を把握できる
2つ目のメリットは従業員の不適切な行動を素早く把握することができるという点です。
- ・バイトテロなどの不適切な動画、写真の投稿
- ・社外秘情報や顧客情報にまつわる投稿
- ・お店や電車内など、公共の場での不適切な言動が分かる投稿
上記のような投稿は気づくのが遅れてしまうと、企業としての信用問題に関わる恐れがあります。第三者から指摘を受ける前に初動対応を行うためにも、しっかりと監視しておくことが必要です。
メリット3:トレンドや世間の動きを知ることができる
SNS監視をすることで、自社にまつわること以外のトレンドや大まかな世間の動きも知ることができます。直近でどのような投稿がSNS上で話題になっているのか知っておくことで、リスク対策やマーケティングに活かすことができるという点も大きなメリットです。
SNS監視(モニタリング)するべきキーワード
SNSで監視をする際は、あらかじめ監視するキーワードをリストアップしておくことをおすすめします。次の4つの項目はリスクの早期発見をするために特に重要なポイントなので必ず押さえておきましょう。
会社名
会社名は正式名称だけでなく、略称や通称など想定できるキーワードをあらかじめ準備しておき、漏れなくチェックすることが大切です。
商品・サービス名
特に新商品やサービスのリリース直後など、注目度が高くなっているタイミングでは注意深く監視をする必要があります。また投稿数がどのように推移しているのかをチェックすることで、注目度を図る指標としても活用することができます。
社長や社員の個人名
社長や社員の名前も、SNS上に投稿されてしまうことがあります。メディアに露出したことがある社員や、広報や人事など外部との関わりがある社員の名前については監視対象としておくことで、思わぬリスクの発見につながることがあります。
業界にまつわるキーワード
業界にまつわるキーワードを監視することで、業界内や近隣の業界でトレンドを知ることができます。例えば飲食業であれば「食中毒」「異物混入」、学校関係であれば「いじめ」「教師」などが監視対象として挙げられます。直近で炎上していたり、批判されているような投稿がある場合は特に注意しておくようにしましょう。
合わせてチェックしたいポイント
基本のキーワード監視をした上でさらに下記の項目もチェックしておくことで、より精度の高いSNS監視が可能です。
従業員の個人アカウント
従業員個人が使用しているアカウントも、可能な限り把握して監視しておくことをおすすめします。特に学生のアルバイトや新入社員など、SNSに慣れ親しんでいる若い世代は投稿へのハードルがとても低いです。きちんとSNSの利用について教育することも大事ですが、管理しきれない部分はSNS監視をして早期発見することも効果的です。
最新のトレンド
キーワードにとらわれず、SNS上でのトレンドは常に把握しておくようにしましょう。どのような投稿に注目が集まり、どのような投稿が批判されやすいのかを知ることで、自社のSNS運用や社内体制の改善に活かすことができます。
投稿数の推移を分析
特定のキーワードを一定期間監視し、その推移を分析することでユーザーの興味やトレンドの変化を知ることができます。SNS監視はその結果をデータとして蓄積することで、さまざまな場面で活かすことができるというメリットもあるのです。
SNS監視(モニタリング)を自社で行うメリットとデメリット
ご紹介したように、ポイントを絞れば自社でSNS監視を行うことも可能です。社内の担当者がSNSにより深く関わることになるため、知識や経験として社内に蓄積することができるというメリットもあります。またSNSに詳しくなることで、炎上など特有のリスクに対しても社内で対応できるノウハウが習得できるかもしれません。
しかしデメリットとして、ポイントを絞ってもある程度時間がかかってしまう上、一定のクオリティを保ったまま目視で監視するのはなかなか難しいという点が挙げられます。
これらのメリットとデメリットを鑑みて、自社にあった方法を選ぶことをおすすめします。弊社でも、SNS監視サービスのご提供をしておりますので気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。
効果的なSNS監視のためのガイドブック
・監視をする前に決めること
・監視の実施方法
・社内で監視するときの注意点